最近見た、ネットの記事で印象深かったものをご紹介します。
元幹部自衛官で現在は外資系企業に勤める方が書かれた本の中から、メンタルが強いと言われる方の共通点の話です。
要旨としては、メンタルが強いと言われる方々は決して鍛えて強くするのではなく、共通して3つの「心の持ちよう」がある。
第一は「仕事に依存しすぎてない」こと。仕事以外に没頭している趣味があること。
第二は「自分がコントロールできないことに執着しない」こと。自分からボールが離れると途端に無関心になっちゃう人です。
第三は「信じるものがある」こと。これは信仰心という事ではなく、「自分の生き様はこうよ。」と言える人ということです。
第一は、どなたも仕事のストレスの気分転換にちょっと好きな音楽を聞いたりとかはよくある事だとおもいます。さらにとてもストレスフルな立場な方は、そのストレスを打ち負かす、忘れてしまうくらいに没頭できる趣味があったほうがいいよということだと思います。
第二は、これは自分の例ですが、
私はすごく古い車に通勤で乗っているのですが、通勤途中でいきなり止まってしまい、かれこれ半年以上修理工場に入庫したままとなっています。古すぎて故障の原因となった箇所の必要部品の一部が入手困難となっているからなのです。初めの数ヶ月はまだかまだかといらいらしていましたが、あるときから自分がジタバタ考えてもしょうがない、修理をお願いしているところも手を尽くして下さってる訳だしまだお手上げとは言われてないので、どーんと構えて待つしかしゃあないやろという心境となり、それからはまだかまだかとイラつくことも無くなりました(だって自動車部品の供給なんて自分で考えたってどうしようもない事ですもんね)
あとこの記事へのコメントで「仕事上のミスで上司に怒鳴り散らされたときに、怒りまくっている上司は(人の感情はコントロールできないから)放っといて、冷静にミスへどう対処すべきかだけを考えるようにしてる」という趣旨の投稿があり成程なと思いました。
第三は、我が道を行くということで、まわりを見渡せば該当する方おられることと思います。その信念の是非は兎も角、これは尤もだと思います。
この著者のおすすめは、まず第一の没頭できる趣味を見つけてはとのご意見です。
でも私が思うにこの中で一番大事で意識的にすべきことじゃないかな、でもみんながみんなこれできないんだよなぁ思うのは、第二のことだと思いました。
実際には、皆が皆この記事に書かれている「心の持ちよう」を実践してる人ばかりでは、組織や社会はうまく回らないと思います。
でも日ごろ心的ストレスが原因でつらい境遇となられている方の話を目にする度に私も辛く思っておりましたので、そうした方々の下にこの記事の内容が届いて、なにか一助になれば良いなと思いました。
おわり
空中浮遊タワー?(大阪市西淀川区にて)