③杖の位置決めと体重移動での進み方
正直、正しい松葉杖歩行の仕方を書いた書物ってお目にかかったことがありません。
以前松葉杖の長さ決めで、つま先から約15cm先につく長さがいいよと書きましたが、実際に前に進む際にはそのちょっと先20cmくらいの位置につくので良いと思います(あまり先の位置になりすぎると体軸が傾きすぎて転倒のリスクが高まってしまいます)
杖先をつけたらそこを支点に体重移動しつつ移動です。
視線が杖先を見たままになりがちですが、前かがみで頭が下がりがちとなり危ないので、杖先が滑らないところにしっかり突いてるならば、思い切って目線は数メートル先を見るようにしたほうが前かがみになり難くバランスが崩れるリスクが下がります。
また、前に移動の瞬間に脇はさみパッドをしっかり腕ではさんでいないと、杖が体重の支えにならずやはりバランスが崩れ転倒のリスクが高まるので、しっかり脇ではさんでいるかどうか今一度ご注意を。