いすゞプラザに行きました!

ロックバンド・サザンオールスターズの象徴とも言える湘南海岸にある片瀬江ノ島。その片瀬江ノ島をいだく、神奈川県は藤沢市の内陸部にある、いすゞプラザにやって来ました。

 

いすゞプラザは、いすゞ自動車藤沢工場に隣接した自動車展示施設です。

いすゞ自動車は今では、ディーゼルエンジンを動力源とするトラック・バスなどの商用車メーカーとして知られていますが、昭和初期に、トヨタ自動車、日産自動車と同時期にできた伝統のある日本の自動車メーカーの一つです。

 

女性ボーカルの「いーつぅまぁ〜でも、いっつぅまーでもぉ、はぁ〜しーれ走れ、いすゞのトラック♪」という同社のCMソングを、ラジオやテレビCMで聞かれた方もあるのではないでしょうか。

ちなみに数年前には、作業服姿の社長に扮したハウンドドッグの大友康平さんがいすゞトラックの助手席で同歌を熱唱するテレビCMが話題となりました。

(最新の大友さん歌唱のCMはこちらで)

https://www.isuzu.co.jp/museum/cm/

 

さて、現在は商用車メーカーのいすゞ自動車ですが、実は自家用自動車を、しかもかなり個性的な車づくりをしていた時代がありました。

当時のF1のレギュレーション(規定) に合わせた、3.5L,V型12気筒エンジンを試作して参戦中のF1の実車に載せて貰って試走させたこともあります。

 

今回は私と関わりのあるそのクルマに再会するために足を運んでやって来ました。

と、近づいてゆくと何やら懐かしいシルエットが見えて来ました!バクバクして参ります!!

ピノ

数十年ぶりにピノを食べた。

ふたの裏に何やら書いてある。

ふむふむ

いつからの記載かわからないが、コロナ禍に加えて戦火に追われる方々が思いやられてなりません。人類が皆ニコニコ顔になるモノないかしら。

折檻としつけ〜新聞コラムから

「折檻」(せっかん)とは、親が子を懲らしめることや体罰を意味するが、本来は昔の中国の皇帝を諌めた家臣を朝廷から引きずり出そうとして、家臣のつかまった檻(てすり)が折れてしまった故事に由来する。

 法制審議会が、児童虐待の正当化する口実ともなっている民法の「懲戒権」を削除すべきとの答申を出したとある。私個人的には尤もな権利として理解できるようにも思うが、悲惨な児童虐待の事件を目の当たりにすると、こうした権利を認めない風潮も必要かと思い遣られる。

 では子供の「しつけ」とは何かどうあるべきかを考えたときに、本来和裁用語の「しつけ」の意義に立ち返る。

 しつけとは、本縫いする前に生地のくせ付けの為弱い糸で緩く縫うこと。

 「子供のしつけは、しつけ縫いの如く優しく緩やかに根気強く」とは高名な小児科医の言葉だが、本当に尤もなるもなかなか耳が痛い。

 子供に関する政策を一元的に担うとされる内閣府の外局として「こども家庭庁」が2023年度に設置予定、またそこが所管する子育て世帯を包括的に支援する「こども家庭センター」を全市町村に設置させる政府方針が最近示された。

 子供を取り巻く、いじめ、虐待、貧困などの諸問題が現状より少しでも機能的、機動的に解決される施策となるよう願うばかりである。

ネットのコメント欄と言葉の誤用

 ネットニュースを閲覧すると必ずと言っていい程コメント欄を拝見しています。

 本当に下らないコメや、ちょっと考えが偏りすぎているのではないかと思われるコメも多いものの、時にはハッとする目から鱗が落ちるような、事象の本質がとても理解できるコメに出会うこともあります。

 コロナ禍の世相もあり、なかなか自分より見識の高い方々と交わる機会も設けにくいなか、このコメント欄は自分にとって知性を多少なりとも高める手段の一つになっているのではないかと最近ちょっと本気で思っています。

 コメント欄で、コメで使われた慣用句の誤用が話題となることがあります。

 ドラマなどで、大役を比較的新進俳優さんが請けた際に、すわ「役不足」と評するコメントを目にすることがあります。

 「役不足」とは本来は、本人の能力に対し与えられた役(役割、役職など)が軽い(=不足している)こと。よってここでは誤用となります。

 コメ主(コメントの投稿者)が、この際使う適切な用語は「力(量)不足」なのです。

 ただ面白いもので、コメ中のこうした慣用句の誤用は、たいがい直ぐに見識のある方々の指摘コメが入り、我々一般の閲覧者たちはそれを目にする事で勉強になります。

 この「役不足」の誤用ですが、文化庁の月報に興味深い記載があります。

 国語に関する世論調査でこの「役不足」の意味を問うたところ、認識している割合が、平成14年では誤用60%強、本来の意味30%弱だったのが、後年の平成18年では、誤用50%、本来の意味40%と、誤用から元々の意味へと原点回帰しています。

 文化庁の月報では原点回帰の理由として、この世論調査の結果が報道等で知られてこの言葉の本来の意味を確かめる機会になったからではとの分析でした。でも私は、ネットのコメント欄などで誤用の記載に対し、本意に正す人がいるのを目の当たりにする機会が増えているからじゃないかなと思っています。

 また物事の本質をズバリ捉えていることを「的を得た」とコメしているのを時折見かけますが、これも本来は「的を(矢でズバリ)射る」から「いる」が正しい用語です。

 こちらは反対に、「的をえた」の方が言葉の流れとしてその後の言葉につながりやすいからでしょうか、元々誤用ながら日常文の中での使用が認知され次第に広がっているようです。

 昨今では、コメ欄でおそらく他の人に突っ込んで欲しいような、故意に誤用の慣用句をコメにぶっ込んでるような雰囲気のものを目にすることもあります。

 生きた日本語って面白いですね。

 

メンタルが強いとは

 最近見た、ネットの記事で印象深かったものをご紹介します。

 元幹部自衛官で現在は外資系企業に勤める方が書かれた本の中から、メンタルが強いと言われる方の共通点の話です。

 要旨としては、メンタルが強いと言われる方々は決して鍛えて強くするのではなく、共通して3つの「心の持ちよう」がある。

第一は「仕事に依存しすぎてない」こと。仕事以外に没頭している趣味があること。

第二は「自分がコントロールできないことに執着しない」こと。自分からボールが離れると途端に無関心になっちゃう人です。

第三は「信じるものがある」こと。これは信仰心という事ではなく、「自分の生き様はこうよ。」と言える人ということです。

第一は、どなたも仕事のストレスの気分転換にちょっと好きな音楽を聞いたりとかはよくある事だとおもいます。さらにとてもストレスフルな立場な方は、そのストレスを打ち負かす、忘れてしまうくらいに没頭できる趣味があったほうがいいよということだと思います。

第二は、これは自分の例ですが、

私はすごく古い車に通勤で乗っているのですが、通勤途中でいきなり止まってしまい、かれこれ半年以上修理工場に入庫したままとなっています。古すぎて故障の原因となった箇所の必要部品の一部が入手困難となっているからなのです。初めの数ヶ月はまだかまだかといらいらしていましたが、あるときから自分がジタバタ考えてもしょうがない、修理をお願いしているところも手を尽くして下さってる訳だしまだお手上げとは言われてないので、どーんと構えて待つしかしゃあないやろという心境となり、それからはまだかまだかとイラつくことも無くなりました(だって自動車部品の供給なんて自分で考えたってどうしようもない事ですもんね)

あとこの記事へのコメントで「仕事上のミスで上司に怒鳴り散らされたときに、怒りまくっている上司は(人の感情はコントロールできないから)放っといて、冷静にミスへどう対処すべきかだけを考えるようにしてる」という趣旨の投稿があり成程なと思いました。

第三は、我が道を行くということで、まわりを見渡せば該当する方おられることと思います。その信念の是非は兎も角、これは尤もだと思います。

 この著者のおすすめは、まず第一の没頭できる趣味を見つけてはとのご意見です。

 でも私が思うにこの中で一番大事で意識的にすべきことじゃないかな、でもみんながみんなこれできないんだよなぁ思うのは、第二のことだと思いました。

 実際には、皆が皆この記事に書かれている「心の持ちよう」を実践してる人ばかりでは、組織や社会はうまく回らないと思います。

 でも日ごろ心的ストレスが原因でつらい境遇となられている方の話を目にする度に私も辛く思っておりましたので、そうした方々の下にこの記事の内容が届いて、なにか一助になれば良いなと思いました。

                おわり

空中浮遊タワー?(大阪市西淀川区にて)

コラム:私の読書歴 II

承前

「風立ちぬ」堀辰雄

 私の世代としてはこのタイトルを聞くと松田聖子さんの歌が自然と(勝手に)頭の中を駆け巡ります。

 実はこの歌を企画したディレクターさんが題材とし、またその作詞者の松本隆さんが情景を思い浮かべるモチーフとしたのも、この堀辰雄の「風立ちぬ」です。前の武蔵野から大分と現代に近い昭和11年発表の作品です。

 こちらは、美しい自然に囲まれた高原の風景の中で、当時は有効な治療方法のなかった結核に冒されている婚約者に付き添う「私」が、やがて来る愛する者の死を覚悟し、それを見つめながら2人の限られた日々を「生」を強く意識して共に生きる物語です(ウィキペディアより要旨引用)

 婚約者の節子さん(堀辰雄の実際の婚約者矢野綾子さんがモデル)が結局のところ亡くなってしまい、最終章では主人公は彼女の生前を回想をするのですが、その際の彼女の最期を過ごした軽井沢の情景描写が秀逸で、この作品本来は悲しい物語のはずなのですが読んでいると現実を忘れて軽井沢に滞在した優雅な気分になってしまいます。ちなみに作詞家の松本隆さんは自身が修学旅行で行った軽井沢で見かけたホテルのカフェテラスの情景を思い浮かべ歌謡曲「風立ちぬ」を作詞されたとのことです。

 二回にわたり私の読書歴を紹介しましたが、先に書きましたように古典名作はスマホでタダで読めて、実生活から暫し離れられる手軽な現実逃避旅行として特に昨今の時節柄お勧めの趣味です。皆さんいかがですか。

春の軽井沢

冬の浅間山

コラム:私の読書歴

 昨今は、歳のせいか根気がなくなってか、じっくりと腰を据えての読書がトンと減りました。

 それでも、最新のスマホは便利なもので、携帯操作で居ながらにしていろいろな書物をダウンロードで読書ができる便利な世の中になったものです。

 流行りの書物を取り寄せ(今的にはDLですか)紐解くのも一興ですが、旧世代の者としては、やはり子供の頃は図書館でしか読めなかった古今の文豪の名作の多くが版権切れ(現在は著作権の保護期間は作者の死後70年とされています)で、無料で読めるのがやはりスマホ読書の醍醐味です。

 近畿圏で育ち暮らした期間が一番長い自分が、何故だかよくわかりませんが近代の関東甲信越方面の風情や情景がすごく想像されるものとして好きな作品が

「武蔵野」国木田独歩

 東京の日本テレビ制作の「ぶらり途中下車の旅」という番組があり、この辺りではサンテレビで野球中継がないときに、本放送から数カ月遅れの分を放送しています。この番組はさまざまな芸能人がナビゲーターとして主に首都圏の鉄道路線に沿って途中下車した街をぶらつき、その土地のお店や施設を尋ねてゆく番組です。尋ねる多くの路線はやはり東京都下が多いのですが、構成上その土地の自然に触れるシーンが間々見受けられます。東京に居住したことはないのですが、イメージしているよりも地形や川の存在感が番組上感じられ東京の自然を探訪した気分になれる実はひそかに好みのテレビ番組であります。

 これを見ていて、東京都心で土地に結構アップダウンがあることに気付きました。それで調べてみると、東京は武蔵野台地が西から都心まで迫っていてその上にできた都市であることを知りました。

    万葉集のころから呼ばれていた武蔵野ですが、明治期に都市化が進む中で昔ながらの武蔵野の情景がまだ残っていたのが東京西郊の丘陵地帯とされ、その風景を描いたのが国木田独歩の「武蔵野」です。

 内容的には、武蔵野の四季折々の風景美を描いた随筆で、まあ特に関西人で何がおもろいんやと言われればそうなのですが、日頃我々が触れる機会のある六甲山系の自然とは違った自然美とくに明治期のまだまだ野生の残る武蔵野の場面を思い想像するのが、現実世界から逃避に最適な気がしませんですかね?

 ご興味の湧いた方は是非ご一読を。ダウンロードは無料ですよ!

井の頭公園内の神田川源流

コラムゴルフ障害について~肩編~

ゴルフが原因で起こる運動器の痛みを「ゴルフ障害」と呼びますが、肩の痛みを訴えてこられる方もしばしばお見受けします。 

   中年以上のご年齢の方でもともと、ささいな痛みから肩を動かさなくなり、次第に筋肉が固くなって肩(腕)が上げれなくなった所謂「五十肩」(肩関節周囲炎)と呼ばれる状態をお持ちの場合があります。この場合は、先ず肩のまわりの筋肉を緩め上げやすくしてゆくリハビリを始めてゆく必要があります。またその動きを良くする補助としてヒアルロン酸の関節注射をすることもあります。  

  それに対し、もともと痛くなかった肩がゴルフを盛んにされることで痛み始めた場合についてこれから述べてゆきます。    

肩を上げる筋肉は、「三角筋」という表面から触りつかめる筋肉と「腱板」という肩甲骨の端(肩の角っこに触る部分で「肩峰」と呼ばれます)と上腕の骨にはさまれた位置にある筋肉の二重構造になっています。    

バックスイングのトップのときやフォロースルーからフィニッシュのときには、肩関節の中では肩峰と上腕骨の間がスイング動作中で最も狭くなっています。その際、腱板がうまく縮んで骨と骨にはさまれないように正常に動いていればよいのですが、人によっては腱板がモロにはさまれてしまっている方がおられます。   この腱板がはさまれる状態を「インピンジ」といいます。

このインピンジを繰り返すと腱板の炎症を起こしたり、腱板が傷んで遂には擦り切れたり(腱板断裂)して、肩の痛みや引っかかり感の原因となることがあります。 

また、インピンジやその他の原因でも肩の痛みを来す原因として、肩関節のすそ野とも言える場所の筋肉、前側なら胸の筋肉(大胸筋)や後ろなら肩甲帯と呼ばれる肩甲骨まわりの筋肉が固いため、もっと広い範囲ではバックスイングで上半身を充分まわすための背骨(胸椎、腰椎)がねじれる動きが固いことも関わって、肩関節がその動きを補うために負担がかかり前記の痛みの原因となっている方もお見受けします。   

 肩の痛みは局所のみならず、骨盤から上の上半身全体の動きの悪さが原因となっている可能性がありますので、やはり一度医療機関の受診をお勧めします。    

当方、ゴルフの指導はできませんが、ゴルフ障害の指導ならばできますのでぜひどうぞ。 

コラム ゴルフ障害について ~手くび編~

ゴルフが原因で起こる運動器の痛みを「ゴルフ障害」と呼びますが、上肢の中では、前回述べた肘の次におっしゃる方が多いのが、右打ちの方の場合では左手首です。

手首を痛める原因もいろいろありましょうが、比較的多いのはアイアンショットのようです。

ゴルフスイングのうち、地面に位置するボールを打つ役割をすることが多い、短めでクラブヘッドが板状のブレード構造をしたクラブをアイアンと言います。

ティーに置かれた第一打のボールを打つ役割をするドライバーと呼ばれるクラブをはじめ、クラブヘッドが金属のかたまり状になった「ウッド」と呼ばれる種類のクラブ(これは昔から比較的近年までクラブヘッド部分が木製だったのでそう呼ばれています)がありますがこれは、クラブをクラブヘッドが円弧を描くように振って、その円弧の一番低い位置(ドライバーだと一番低い位置から少し上がりかけの位置)でボールに当てて打つイメージで使われることが多いようです。

それに対し、地面に置かれたボールを打つアイアンは、ボール自体やボールの向かって右側手前をあたかも直線的に叩くようなイメージで打つ指導を受けたり心積もりをされている方が多いようです。「ダウンブロー」とか「ボール(もしくはボールの手前)に打ち込む」といった言葉を受けて実践しておられることと思われます。

実際のゴルフ場のフェアウエー(土)の上で、このアイアンショットの打法を行い、うまくできた場合は、ボールの飛球方向(ボールに向かって左側)の少し先の土が適度に掘れて芝と共に飛ぶ現象が起こります。これは「ターフを取る」などと言われアイアンショットがうまくいった証左ともされています。

ただこのターフを取ることは、クラブヘッドが地面にぶつかる衝撃を、クラブを介して自分のうで、特に左手くびに受け止めることにつながります。

よって上手にターフを取っておられる方も、ゴルフをされる頻度が多い方だとこの衝撃が蓄積されて、左手首の痛みの原因となる可能性があります。またこのクラブを打ち込む角度が急角度でなされる場合は、掘れて飛ぶ土の量も多い分抵抗も増えますので左手首の負担もより増します。

また床がコンクリートなど硬い練習場でこの打法をされる場合、滑りの良いナイロン製のマットを介するものの、左手首の衝撃を受け止める負担がさらに増えます。打ち損なって、ボールの上(頂上の近く、トップという)や逆にボールの手前(ボールに向かって右手前の地面)を打ってしまった場合は手首の負担は相当なものと思われます。

肘編で述べました、手首のストレッチ運動に加え今回示す3種類の方向へ手首を曲げることで腕(前腕部)のすべての筋肉がストレッチされることになります。できればゴルフの前後でこのストレッチをするのも肘から手くびの間の障害を予防する上でおすすめです。

しかしご自身でこの手くびのストレッチやアイシングなどを行っても手くびの痛みが続く場合は、単純な使いすぎの炎症や捻挫ではなく、手首の関節を構成する軟骨などを痛めている可能性もあるため、病状を適切に把握するためにはやはり医療機関の受診をお勧めします。

当方、ゴルフの指導はできませんが、ゴルフ障害の指導ならばできますのでぜひどうぞ。

コラム ゴルフ障害について ~肘編~

整形外科医院には、様々なスポーツが原因で体の痛みを来たしお越しになられる方がおられますが、ゴルフが原因とおっしゃって来られる方もおられます。

ゴルフスイングが原因で来たす運動器の障害を「ゴルフ障害」と呼びますが、その中でも多いのが、肘を痛めてこられる方です。

右打ちの場合は、左肘を、特に肘の外側を痛めてお越しになられる場合が比較的多いです。「久しぶりに打ちっぱなしでたくさん打っちゃって」とおっしゃりながら来られる方もおられ、皆さんなんとなく使いすぎて痛くなってとお感じですが、具体的に何故起こるかメカニズムを説明します。

これは一言で言うと「上腕骨外上顆炎」という状態です。

 

ゴルフの指導者ではありませんのでゴルフの専門的なことはあまり言いませんが、ゴルフスイングの動作で、ゴルフクラブの先(クラブヘッド)がボールに当たる瞬間の、心得として比較的よく言われているのが、「左の手首を伸ばす」とか「左手の甲と腕をまっすぐにする」などの内容です。

また「ハンドファースト」といって、ボールに当たる瞬間は手元(ハンド)がボールよりも先に(ファースト)飛球方向にあるべきだという内容の指導を受けておられる場合は、必ずしも左手の手首の角度はまっすぐとは限りません。

でもいずれの心積もりでスイングされておられるにせよ、クラブヘッドがボールに当たる(インパクトといいます)瞬間は、左の手首をしゃきっとさせていることには変わりありません。

手首を一定の角度でしゃきっと保つためには、「手根伸筋」という筋肉が働きます。この筋肉は、手の甲から肘の外側の骨の出っ張り(上腕骨外上顆といいます)の間を橋渡ししています。

ボールを打つ動作を繰り返すことで、この筋肉が伸び縮みを繰り返し、その結果肘の外側のこの筋肉が骨とくっついている部分が炎症という状態を起こし、それが痛みの原因となるのです。

治療ですが、ゴルフ直後で既にそこが痛くなっているまたこれから痛くなりそうな気がする場合は、他のスポーツ障害の場合と同様に患部を冷やすアイシングをお勧めします。氷をたくさん入れて使う氷嚢があればベストですが、無い場合は、スーパーで冷凍ものを買ったときにくれる保冷剤を冷やしておき患部に当てることでもいいでしょう。

腕を使った後24時間以内のアイシング後も痛みが続く場合は湿布の使用がいいと思います。昨今医療機関で処方される湿布は抗炎症作用を有する薬剤が患部に浸透する効果あり気休めでなく使われていいと思います。ちなみに冷シップはアイシングの代わりになるかご質問をうけることがありますが、湿布のヒヤッと感は添加物のメントールの効果で、本当に患部を冷やすわけではありません。よって急性期はアイシングがベストです。

また、繰り返さないために日頃行うべきこととしては、この手根伸筋の伸び縮みのしやすさ(柔軟性)を保つために、この筋肉のストレッチを行うべきでしょう。

写真のように、ストレッチさせたい方の腕を手の甲を上で前に伸ばし、反対の手でじわっとゆっくり深く手のひら側に曲げたとえば10秒間その曲げた状態を保つ、これを繰り返すことで、手根伸筋の柔軟性が保たれ、ゴルフスイングでの伸び縮みに耐えれる筋肉を作り、再発のリスクを減らすことにつながります。

ご自身でこれらの事を行っても痛みが続く場合は、医療機関の受診をお勧めします。

当方、ゴルフの指導はできませんが、ゴルフ障害の指導ならばできますのでぜひどうぞ。