久しぶりに、と言ってもまあ半年以上ぶりに筋トレに行きました。
所属する大手のチェーン店「いつでもフィットネス」クラブの門を恐る恐る叩く。
最近多い利用料の安価なタイプの施設で、ランニングマシーンなどの有酸素運動系マシーンやウェイトトレーニングのマシーン、ストレッチのスペースが設けてあり、管理人を兼ねたトレーナーさんは一、二名くらいで、基本的に自分のやりたい時にふらっと行って、やりたい事を自分のペースで回ってさっと帰る利用方法。
私の場合、身体を適度にほぐしたりとか脂肪燃焼の目的でまず10〜15分程度ランニングマシーンで走ります。以前頻繁に利用してた頃は時速11〜12kmくらいでも平気だったが、久しぶりなんで緩めの時速9kmでもなんかしんどい。
その後、マットでストレッチ。身体の中心に近い肩や股関節の硬いこと硬いこと。以前出来てた角度に伸びない曲がらない。まさにマット上でトドがのたうちまわっているような気分。あと久しぶりのせいで、脇腹や背中・腰の筋肉の伸ばされてる感が甚だしい。
次に筋力(筋肉量)アップの為の筋トレ。筋肉量を増やすには基本的に、ウェートを用いてちょっとしんどい重さ(負荷)でマシーンを一定回数動かし慣れたら少しずつ重さを増やす、この繰り返しで筋肉量は増えます。
以前はこのマシーンを用いた筋トレをしておりました。が、年齢を鑑みて過負荷で筋肉を痛める恐れから、ここ数年は自重を使った筋トレにとどめております。
背骨まわりから骨盤、股関節にかけての所謂「体幹部」を鍛えることが、座ったり立ったり歩いたりといった日常の基本的な動作を維持するのに大事なことは以前から言われております。この体幹トレーニングの方法は多々様々な流儀が提唱されてます。
私は以前に所属しておりましたところで導入されていた、腹式呼吸の呼気で下腹を凹ませそれを維持する「ドローイン」と呼ばれる状態でいろいろな体勢をとる筋肉トレーニング方法を提唱する、コバトレと呼ばれているものを取り入れています。
この提唱者の方は医師ではなく、私自身が習った骨・筋肉の解剖生理の知識に照らし合わせるとやってることにエビデンス(医学的裏付け)があるんだろうかと思う事もないではないのですが、同じ骨・筋肉(これに関節を合わせて「運動器」と総称します)を扱う立場で、私達のようなこの運動器の既に起こってしまった怪我を治療する立場と、運動器の怪我の予防目的も含めたそのトレーニングを指導する立場では、捉え方の違いもあり得るのかと割り切って考えるようにしております。
閑話休題、久しぶりの筋トレは屁っ放り腰で、腰が曲がってピシッと伸ばせれなかったりと、本来取らねばならない姿勢・体勢からかけ離れたなんとも無様なポーズしか取れませんでした。しかししんどい。
ところで、先日たまたま点けたサンテレビのゴルフ番組で、ゲスト出演されていたオール巨人師匠の興味深い発言がありました。
最近ではM-1審査員退任が話題に上がるオール巨人師匠ですが、番組中では現在70歳になられても非常に飛距離のあるショットを打たれており、ショット間の移動中にその秘訣として日頃手で支えながらスクワットを毎日30回行って体幹を鍛えていることをおっしゃっていました。
そうなんです、小難しい体幹トレーニングの仕方を習わずとも、いつでもどこでもできるスクワットを毎日するだけで簡単かつ有効な体幹トレーニングになるのです。
正しいスクワットやその他のトレーニングの仕方は下記の日本整形外科学会関連HPをご覧下さいね♪(ロコトレ)
ロコトレ | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト
しかし私の方、次の日には…なんとも無惨な筋肉痛でありました。日頃人様に筋トレを勧める立場が何たることか。
…これからは休まず続けますね。