個々の時代


昨今業務上ではめっきりと減りましたが、元々刃物を扱うことを生業としていた所為か、包丁を用いての作業は余り苦ではなく、ふと思い立っては行なっております。

自分が子どもの頃は、親が作ったものは有無をも言わさずに食べていた気がしますが、現代では親が良かれと思ったものを押し付けるのではなく、子どもの要望に合わせるのが求められているようです。

しかし、一方は甘辛が好きだがもう一方はピリ辛がいいとか、一方はオムライスがいいのにもう一方はご飯入りは嫌だからオムレツにしてくれなどと言われると、正直皆どっちかにしてくれと、お盆をひっくり返したく成ります。

何かと、個々の要望が尊重される世の中となっている現代ゆえ、まあしょうがないなと、チキンライス入りのオムライスともう一方はチーズ入りのプレーンオムレツ(チーズ入りならプレーンと言わないのか…)を作り分けたりしております。あーしかし、オムレツは包丁要らないよな…。                              終わり

五年前頃の作品

最近の作品。代わり映えしない?

百獣の王のひとことその二

    私は常々、自分がこうありたいと思う姿をイメージすることって、願望を成就するためには大事なことではないかと思っておりました。

    タレントの武井壮さんは、自分はこうありたいというイメージは充分していたが、イメージ通りに体を動かすという意識を怠っていたので、小学生の頃の野球がはじめは上達しなかったと、あるインタビューでおっしゃっておられます。

武井さんのこの発言を目にして、あらためて、願いを成就するためにすべきことはこの3点かと思いました。

(1) 自分がこうありたいという姿をいつも何度もイメージする

武井さんのご発言から見ますと彼自身はイメージを充分されていたようですが、一般にはイメージすることが足りていないことも多いのではないかと思っております。何度も、自身がこうありたいという姿を強く繰り返し念ずることは誰でも行えることでもあり、願望成就の第一歩として最も大事なことではないかと思います。

(2) イメージ通りに行うことを意識して行動をする

武井さんの場合「イメージ通りに体を動かす練習をした」らいろんなスポーツが上達したとさらっと書かれてましたが、この部分は一番個人個人での能力差が出てしまうところだと思います。武井さんの場合そのイメージを体で再現する能力に優れていたからこそのスポーツ分野での活躍があったのでしょう。学業であれば、例題のように解こうと意識しての学習、芸事であれば先達のように演じよう・表現しようと意識しての稽古・練習でしょうか。あとこの部分は、自身以外の外的な要件、つまりイメージに導いてくれるコーチ役(学業であれば教師・講師、習い事ならば師匠、スポーツならコーチとか)がいるかどうかも大事だと思います。

これが一番、生まれ持った能力や周囲の環境といったご自身の意識でコントロールできない要因が含まれることかもしれません。でもできるだけ努めるしかありません。

(3) 繰り返し練習する

これも自分の意識ひとつでできることだと思いますが、先の(1)(2)が良くても成就できない場合この反復練習が足りないのだと思います。(まーコレがなかなか私も出来ないんですけどね)

スポーツなど体を動かしてすることだけでなく、これらポイントは何事にも通じるのではないかなと思う次第です。ではまた

百獣の王のひとこと

  アラフォーを過ぎるころから、体重が増えてきて、健診でも残念なことが増えてまいりましたので、ジムに通うようになってになります。

 若いころは、住所地の近くのジムに所属しても、必要性を感じなかったせいか、ろくろく通わずじまいばかりでしたが、この年間は、短い時間のトレーニングを、仕事や用事の合間をぬっていく形ではありますが、とにかく続いております。正月明けなど食事の関係で体重が増えた後、はじめてのトレーニングの際には、とても辛く感じることもあります。そういうときここ二三年は、私よりはお若いのですが近い世代の武井壮さんの活躍を思い浮かべ「近い世代でも武井さんはあんだけ運動で活躍されてるんだから自分も頑張らねば」と気持ちを奮い立たせて、頑張って続いております。

 

 タレント・武井壮さんは「百獣の王」を目指していらっしゃることで有名ですが、子供のころから、野球ボクシング、陸上、ゴルフとさまざまなスポーツに取り組まれ、陸上では優勝歴や日本記録保持者でいらっしゃったこともあります。近年では、マスターズ陸上競技大会での活躍を報道でご存じの方もおられましょう。(ちなみにご出身は東京ですが、神戸の大学を出られていて関西にゆかりのある方でもあります)

 この武井さんが、小学生のころスポーツ上達のために考え出したトレーニング理論として「まず真っ先に習得すべきは、頭の中で考えたイメージをそのまま体現できるようになること」ということがあります。

小学生で野球をやっていてなかなかホームランを打てないでいた頃、お父様がビデオで映したバッティングフォームが、自身がイメージしていた姿と違い、それ以降は自分が思ったイメージ通りに体を動かす練習を始めたところ、上達されたそうです。

 

    私は常々、自分がこうありたいと思う姿をイメージすることって、願望を成就するためには大事なことではないかと思っております。(以下次回に続く)

梅雨ですね


梅雨の季節となりました。この時期の雨にぬれた木々の緑は、これはこれで春の新緑と違った趣があるように感じます。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

毎年5月下旬から6月はじめ頃の、むしむしとし始めるこの時期に、足首や膝といった主に脚の関節が急に赤く腫れて痛くなったとおっしゃって、来られる方が時折おられます。

関節が腫れて痛くなる原因はさまざまですが、特にこの時期に起こる特有の原因として「偽痛風」と呼ばれる状態があります。

似たような病名で「痛風」がありますが、これは生活習慣病の一種で、血液中の尿酸という成分が高くなりすぎて、血液中に留まれずに、関節の中にこの尿酸が主成分の「尿酸ナトリウム結晶」という余分なかたまりができて、この余分なものができてしまうために、炎症を来たし関節の腫れ痛みが生じる病気です。

偽痛風は、これと違い「ピロリン酸カルシウム結晶」が関節内にできて炎症を来たし痛くなる病気です。血液中の尿酸が高くなって「痛風」が起こるような、なにか特定の原因はこの「偽痛風」には認められませんが、脱水状態が関与しているのか?という論文発表を見たことがあります。

私の経験では真夏よりも、この暑くなりかけの、この時期の方がよりこの「偽痛風」発作が起こる方を診ることが多いように感じます。真夏だと、どなたも意識して水分摂取に努めますが、この暑くなりかけの時期だと人によっては、以外にのどの渇いた感が少なくて、実際にはカラダの表面から水分が結構蒸発をしていて体内の水分が不足してても、それに見合った充分な水分の摂取を怠ってしまい。脱水気味になるため偽痛風がおこりやすくなるのではないかなと類推するところです。

水分不足でいいことは一つもありません。皆さん水分摂取はくれぐれも意識的にお願いしますね。

あとウイルス感染予防のマスク着用が息苦しく感じる時期でもあります。でももう一息です。感染予防の基本の、うがい・手洗い・マスク着用の励行を今一度よろしくお願いいたします。

 

 

転びやすい方、腰の痛い方、ロコモチェック始めます!!

体幹部と呼ばれる、両方の足の付け根・股関節から下腹から腰にかけての部分の筋力が弱ることが、転びやすさやまた腰の痛みをきたすことにも関係しています。

この、体幹部をはじめ立ったり歩いたりするのに必要な筋肉が弱っている状態を、日本整形外科学会が、「ロコモティブシンドローム」という一つの病気として提唱し、それら筋肉が弱っていないかどうかを評価するロコモ度テストと呼ばれる評価法を作りました。

当院ではこの度、うで・あし・胴体(体幹部)といった部位別に筋肉量をはかる体組成検査と共に、このロコモ度をチェックをする体制が整いましたのでお知らせいたします。

転びやすくてご心配の方や腰痛症状のある方、この機会にロコモチェックして、転倒や腰痛のないからだづくりをいっしょに考えてみませんか?

ロコモチャレンジ

ロコモとは? PDF

 

コラム始めます

この度、医院のトピックスをお伝えしたり、身の回りの出来事、季節折々に感じたこと、専門分野をはじめ医療にまつわる事柄などコラムにして定期的にアップしてゆきます。ご覧いただければ幸いです。ではまた。